Class: Image

Image(params)

Image クラスです。このインスタンスを利用して、可視化した結果をHTMLCanvasElementとして取得したり、データを数値配列として取得したりすることが可能です。

Constructor

new Image(params)

Parameters:
Name Type Description
params Object Imageインスタンスを取得するための条件です。
Properties
Name Type Description
imageCollection ImageCollection ImageCollectionのインスタンスです。
See:

Methods

deleteData()

初期化の実行結果を削除します。データ取得のためには再度Image#initの実行が必要です。

getBand() → {string}

Imageインスタンス内で使用中のBand名を取得します。
Returns:
Band名です。
Type
string

getBbox() → {BboxObject}

取得する画像の緯度経度範囲を取得します。
Returns:
緯度経度範囲を表すBboxObjectです。
Type
BboxObject

getCanvas() → {HTMLCanvasElement}

データを可視化した結果をcanvas要素(HTMLCanvasElement)として返します。 document.body.appendChildなどを用いることで、ブラウザ上に表示できます。 また、HTMLのimgタグを利用して画像を表示させたい場合は、HTMLCanvasElementのtoDataURL()で得られるDataURL形式の画像をimgタグのsrc属性に設定します。
Returns:
可視化結果を画像としてブラウザ上に表示するためのHTMLCanvasElementです。
Type
HTMLCanvasElement

getColorMap() → {ColorMapObject}

画像を画像化する際に使用するカラーマップを取得します。
Returns:
カラーマップを表すColorMapObjectです。
Type
ColorMapObject

getCoordinates(i, j) → {Object}

取得画像内の場所(i, j)の緯度経度を取得します。
Parameters:
Name Type Description
i number 横方向のピクセル位置です。左端がi=0、右端がi=widthです。
j number 縦方向のピクセル位置です。上端がj=0、下端がj=heightです。
Returns:
緯度経度の値を返します。
Type
Object

getData() → {DataObject}

データを返します。画像の幅や高さ、各ピクセルの値などのデータを含みます。
Returns:
Type
DataObject

getDate() → {Date}

日時を返します。
Returns:
日時を表すDateです。
Type
Date

getFormattedDate() → {string}

データセット(各collection.jsonのje:stac_date_format)で定義されている日時形式に基づいて、日時文字列を返します。例えば月単位のデータセットの場合はYYYY/MM形式、日付単位のデータセットの場合はYYYY/MM/DD形式で返します。
Returns:
日時の文字列です。
Type
string

getHeight() → {number}

取得する画像の高さ(ピクセル数)を取得します。
Returns:
高さのピクセル数です。
Type
number

getImageCollection() → {ImageCollection}

Imageインスタンス内で使用中のImageCollectionを取得します。
Returns:
ImageCollectionです。
Type
ImageCollection

getLegend(width, height, fontSize) → {HTMLCanvasElement}

カラーマップの凡例画像をcanvasとして返します。
Parameters:
Name Type Description
width number 凡例画像の幅(ピクセル数)です。
height number 凡例画像の高さ(ピクセル数)です。
fontSize number 凡例画像内の文字サイズ(ピクセル数)です。
Returns:
カラーマップの凡例を画像としてブラウザ上に表示するためのHTMLCanvasElementです。
Type
HTMLCanvasElement

getMax() → {number}

データの中で最も大きな値を持つピクセルの値を取得します。
Returns:
最大値です。
Type
number

getMin() → {number}

データの中で最も小さな値を持つピクセルの値を取得します。
Returns:
最小値です。
Type
number

getStacItems() → {Array}

データの取得で使用されたSTAC Itemを返します。
Returns:
STAC Itemのリストです。
Type
Array

getTid() → {string}

データの取得で使用されたSTACの時刻IDを返します。
Returns:
STACの時刻IDです。
Type
string

getUnit() → {string}

データの単位を取得します。FeatureのSTAC中で定義されるje:rastersのunitの値です。
Returns:
単位の文字列を返します。
Type
string

getValue(i, j) → {number}

取得画像内の場所(i, j)における値を取得します。
Parameters:
Name Type Description
i number 横方向のピクセル位置です。左端がi=0、右端がi=widthです。
j number 縦方向のピクセル位置です。上端がj=0、下端がj=heightです。
Returns:
データの値を返します。
Type
number

getWidth() → {number}

取得する画像の幅(ピクセル数)を取得します。
Returns:
幅のピクセル数です。
Type
number

(async) init(onloadingopt, projectionopt)

初期化します。この中でデータが取得されるため、必ず実行が必要です。
Parameters:
Name Type Attributes Default Description
onloading Image~Image-onloading <optional>
function(){} データを取得している最中に実行されるコールバック関数です。COGファイルのタイル単位でデータが読み込まれるたびに実行されます。
projection string <optional>
投影法です。

ready() → {boolean}

初期化の実行状況を取得します。
Returns:
trueの場合は初期化完了済み(Image#getData, Image#getCanvas等を実行可能)、falseの場合はImage#initの実行が必要です。
Type
boolean

setBbox(bbox)

取得する画像の緯度経度範囲を指定します。
Parameters:
Name Type Description
bbox BboxObject 緯度経度範囲を表すBboxObjectです。

setColorMap(colorMap)

画像を画像化する際に使用するカラーマップを指定します。
Parameters:
Name Type Description
colorMap ColorMapObject カラーマップを表すColorMapObjectです。

setSize(width, height)

取得する画像のサイズを指定します。
Parameters:
Name Type Description
width number 幅のピクセル数です。
height number 高さのピクセル数です。

Type Definitions

Image-onloading(src, progress)

Image#initにおいて、データを取得している最中に実行されるコールバック関数です。COG (Cloud Optimized GeoTIFF)におけるタイルの単位でデータが読み込まれるたびに実行されます。
Parameters:
Name Type Description
src src 読み込みが完了しているタイルのみを可視化した画像のDataURLです。
progress number 0~100%の数値で表した進捗率です。