数値配列データの処理のための機能をまとめたモジュールです。
Methods
(static) area(bbox, width, height) → {DataObject}
実際の地球表面上におけるピクセルごとの面積を返します。単位は[m^2]です。
地球は赤道半径6378137m(WGS84)、扁平率1/298.257223563(WGS84)の回転楕円体を仮定し、楕円体高0mに各ピクセルを投影した場合の各ピクセルの面積を算出します。
各ピクセルの大きさが緯度経度で0.02degを超える場合は、0.02deg以下となるように再帰的に細分化して算出します。
等緯度経度(EPSG:4326)のみに対応しており、北極(EPSG:3995)及び南極(EPSG:3031)等には対応していません。
等緯度経度(EPSG:4326)のみに対応しており、北極(EPSG:3995)及び南極(EPSG:3031)等には対応していません。
Parameters:
Name | Type | Description |
---|---|---|
bbox |
BboxObject | 緯度経度範囲です。ただし、等緯度経度(EPSG:4326)です。 |
width |
number | 幅(ピクセル数)です。 |
height |
number | 高さ(ピクセル数)です。 |
- See:
Returns:
ピクセルごとの面積[m^2]を値に持つDataObjectを返します。
- Type
- DataObject
(static) csv(data) → {string}
データをCSV (Comma-Separated Values) 形式の文字列に変換します。テキストファイルとしてダウンロードさせる機能を別途作成することで、CSVファイルをダウンロードさせる機能を作ることが可能です。
Parameters:
Name | Type | Description |
---|---|---|
data |
DataObject | CSVに変換する対象データです。 |
- See:
Returns:
CSV形式の文字列です。
- Type
- string
(static) globalStat(data) → {Object}
module:data.areaから得られるWGS84回転楕円体を考慮したピクセルごとの面積の違いを考慮して、データの統計値を求めます。NaNのピクセルはカウントに含めません。
等緯度経度(EPSG:4326)のみに対応しており、北極(EPSG:3995)及び南極(EPSG:3031)等には対応していません。
等緯度経度(EPSG:4326)のみに対応しており、北極(EPSG:3995)及び南極(EPSG:3031)等には対応していません。
Parameters:
Name | Type | Description |
---|---|---|
data |
DataObject | 統計値を算出する対象データです。 |
- See:
Returns:
有効なピクセル数、最小値、最大値、平均値をプロパティとして含むオブジェクトを返します。
- Type
- Object
(static) stat(data) → {Object}
データの統計値を求めます。
なお、この計算では、実際の地球表面上におけるピクセルごとの面積の違いは考慮していません。
緯度経度範囲が十分に狭く、ピクセルごとの面積の違いを無視できる場合はこの簡易的な計算でも問題ありませんが、ピクセルごとの面積の違いがある広い緯度経度範囲のデータで厳密な評価を行なうためには、module:data.globalStatを利用してください。
Parameters:
Name | Type | Description |
---|---|---|
data |
DataObject | 統計値を算出する対象データです。 |
- See:
Returns:
有効なピクセル数、最小値、最大値、平均値、中央値、標準偏差をプロパティとして含むオブジェクトを返します。
- Type
- Object